めしゆき

それっぽいものが食べたいじゃないですかー

『パンづくりに困ったら読む本』を買ってみた【パン Advent Calendar 2015 / 1日目】

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思い立ってパンを作り始めて数ヶ月。焼きたて補正も相まって、自宅で作るパンはとてもおいしくて、今ではすっかりはまってしまっています。勢い余って『パン Advent Calendar 2015』を立ててしまったほど。そしてこれはその1日目の記事です。

平日なのでパンを焼く時間がないんですが…少し前にパンづくりに関する本を1冊買ってみたので、今日はその紹介をしてみようかと。

 

ふと思い立って始めたパンづくり、はじめは実直にレシピ本の通りに作っていたのが徐々に色気が出はじめてきました。カンパーニュのクープがきれいに開くように調べてみたり、はたまたお友達が作っていたコーンパンを真似しようと自己流でやってみて失敗したり…と少しずつ改良を試みたり、ハプニングにも遭遇しています。

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そんな中で気づいたのがこれ。

『素人判断は失敗の元でしかない』

なんとなくのイメージでやると失敗するのはいうまでもなく、ネットやレシピ本をむやみに見渡してもどれが本当に正解なのかもわかりません。文章や簡単な写真だけでは判断がつかないし、そして、同じ名前のパンでもレシピはかなりまちまちだったりすることもわかってきました。混乱。

そこで少し冷静になり「とりあえず仕組みを知りたい」と思い至りました。
パンづくりの工程のそれぞれが持つ役割や、生地の状態を判断するための詳しい解説、そもそも正解の状態がそうなっている所以(物質的にどういう状況なのか的な)、そういうものを知っておけばとりあえず判断できるじゃないか!と。

 

とりあえず仕入れてみたのは、この本です。

パンづくりに困ったら読む本

パンづくりに困ったら読む本

 

辻調理師専門学校のパンの先生方が書かれた本だそうで。

前半は代表的なパンのレシピがかなり細かく写真とともに掲載され、後半ではパンづくりに関するQ&Aが201件も取り上げられている充実ぶり。 これで1,600円+消費税はかなりお得と思える1冊です。

 

作り方はさすが本格的で気軽に作るにはちょっとハードルが高そうなのですが、例えば「このタイミングで手についた生地をできるだけきれいにとって生地をまとめる」という細かいところまで書いてあったりして、本当に至れり尽くせり。

ムック本などの簡単なものだとこういうところはあまり言及されていなくて、そのくせ経験値のない素人には何がどうなったら正解かもわからないので(実は手に生地なんてくっつかないのが正解なんじゃないか…?とか)、意外とありがたいんです。こういう解説。

 

そしてQ&A。それぞれの材料の役割や、配合や温度についての理由、トラブルシューティングの方法など、細かい一問一答は普通に読んでいてもちょっと楽しいです。パンの発酵のメカニズムなんかも書いてあるし。

 

理系だったせいなのか、どうも理論的なところは気になってしまうたちなのです。普通に料理や家事をするときも、物理や化学的な仕組みに立ち返って判断して要領を得ていったりするほうなので、こういうの本はとても楽しい。

一気読みするものでもないですが、これからも時々めくってはパンづくりに役に立てていきたいなぁと思います。

 

さて、パン Advent Calendar 2015、今日から始まりました。エントリーしてくださっている方々の内容を見てもバラエティに富んでいて楽しそう。

まだ空きはありますので、パンがお好きな方でご興味のある方はご参加いただけるとたいへん喜びます。パンを作るだけではなく、買ったパンのことやポエム、パンを主人公にした小説などパンにまつわることならなんでもOKですよ。

埋まらなかったところは…言い出しっぺがなんとか頑張ります…。

 

ではでは。